【左橈骨遠位端骨折】【左親指腱切れてなかった】骨折後111日経過 no20   

骨折体験記録

第2回目 手術

ついにきた

この日

これで、すべてが元に戻りすっきり生活できるはず

頼みます先生

看護師さんに呼ばれ

検温・血圧測定・酸素濃度測定・最終排尿時間報告

手術着に着替え

右腕に点滴開始 

多分水分補給目的のような点滴

10分くらいしてから

車いす乗車

手術室前に鍵付きロッカーがあり

着替えと水筒入り重いリュック収納

ロッカーの鍵と眼鏡を手術室の看護師に預け

手術台へ横になる

BGMがJ-POP

レントゲン用の重たいマット腹部に置かれ

心電図装着

私の心音を確認する音がBGMに追加

若い小柄なお姉さん先生が麻酔担当

左脇に皮膚表面の麻酔注射

続いて本格的な麻酔注射

脇全体に6か所くらい奥のほうへ注射注射注射

一度だけ神経に触れたようで

左腕が指先までビクンと痺れ

痛いと声が出た

肘から少しずつ麻酔が効き

先生が腕を持ち上げ

「痛みの確認です。これ痛い?」

「痛いような気がします」

腕だけの麻酔なのに頭がぼんやりして声を出す気力がない

目も開けたくない

先生の声

「はい。では始めます。よろしくお願いします」

周りのスタッフ

「よろしくお願いします」

皆さん明るい

爽やか

なぁんかカッコイイ

目は開けたくないけど耳は聞こえてる

「手術のモニター見ていいですよ」

と優しく勧められた

画面がほぼ赤い

白い骨らしきものも見える

う。

気持ち悪い

無理。

目を閉じた

「職場はここから近いんですよね」

え?雑談?

「あの辺には○○があるよねぇ」

会話しなきゃいけないと思い雑談雑談

だんだん気分が楽になってきた

あ。

これ。先生の作戦?

緊張してたから

雑談リラックス法

腕の皮膚切られてる人とは思えない気分

すると

「あれー。腱切れてないね。癒着してたんだね。でも色が悪い。

あー。色悪いな。色悪い。」

3回は悪いって言った。

「これ。切れてないからこのまま使いましょう」」

「切れたら人差し指の腱使いましょ」

ええええええ!

「色悪いし。切れやすいとは思うけど」

「1年後か10年後か切れるかもしれないけど今は使えるからね」

えええ。また手術するの嫌だ。

「切れにくいように骨から離しておくから」

まな板の鯉

反論出来なかった。

自分の体だけど相手は専門家だしこれも運命

もやもやしたまま受け入れた

もう一人の助手先生が

「ほら見て動くでしょ」

と親指をぴこぴこさせた

私の意志で動かしてるわけではないから

先生が腱を直接引っ張って操り人形状態

二人で色の悪い腱を使うと説得してる

運命を受け入れます

続いてプレート除去

ネジを回しているのがわかる

結構回してる

ん?まだ回す?

そして皮膚が閉じられた

車いすに乗り眼鏡をかけると

「こちらお持ち帰りください」

と1.5センチはあるネジ10本

ヘラみたいな穴だらけのキラキラしたプレートを

お土産に頂いた

色んな記念品があるけど

これはなんだか複雑な気持ちになる記念品

手術室からレントゲン室へ2枚撮影

処置室へ移動

体温・血圧測定・点滴抜去

麻酔は明日まで切れないらしい

丸太のような重い無気力な左腕

三角巾に入れて

使わなかった着替えで重いリュックを持って

会計へ

労災感謝価格ゼロ円

水筒が開けられない

リュックのファスナーを顎と右手で閉め

駅まで一人で向かう予定だったのに

なんだか不便で心細く

駅近くのカフェで待機してもらっていた夫を病院まで呼び出してしまった

軟弱者

帰宅ラッシュ少し前

重いリュック持ってくれた夫

感謝

また暫くお手数おかけします

どうかよろしくお願いします

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